タマガンゾウビラメ

Pseudorhombus ocellifer Regan, 1905

特徴 有眼側の後頭部に背鰭基底に向かう側線分岐をもつ。口は大きく上顎の後端は眼中央部を超える。有眼側の体側には側線をはさむようにして5個の眼状斑がある。体長15cmほどの小型種。
分布 北海道南部以南(琉球列島を除く)。~朝鮮半島南部、東シナ海・黄海・渤海に面した中国沿岸域、東シナ海、南シナ海北部(台湾南部)。
生息環境 水深200m以浅の大陸棚砂底に生息しており、成長に伴い生息水深が深くなっていくと考えられている。
食性 肉食性。
地方名 フナベタ(新潟県)、ヒダリガレイ(兵庫県但馬)、デベラ(広島県、山口県)、ガンゾウ・ジナイガレイ・デビラ(山口県)、ツンコ(山口県光市)
その他 底曳網や釣りで漁獲される。食用魚で塩焼き、干物などに利用される。
分類 「タマガンゾウビラメ」という和名は従来Pseudorhombus pentophthalmusという種に対して用いられてきたが、近年の研究により「P. pentophthalmus」には形態・遺伝的に明瞭に区別できる2種が内包されていることが分かった。このうち北西太平洋の北部に分布するものについては、かつて瀬戸内海産の標本を基に新種記載されその後P. pentophthalmusと同種(シノニム)扱いになり無効となった種、Pseudorhombus ocelliferに特徴が一致することが分かり、この種が有効種として復活するとともに「タマガンゾウビラメ」の和名もそちらに適用されることとなった。なお、真のP. pentophthalmusは沖縄以南に生息しており、こちらには「ゴモクガンゾウビラメ」という和名が新しく提唱された。
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