分布 | 北海道・琉球を除く日本各地沿岸。~朝鮮半島、台湾 |
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特徴 | 背鰭は頭蓋骨上からはじまり、棘条数はふつう14~15。これには強い毒があるため刺されると痛む。腹鰭は1棘4軟条であることで、ハチオコゼ属の魚と区別することができる。大きくても10cm前後と小型の種類である。 |
生息環境 | 沿岸の岩礁や海藻・アマモ場などに生息する普通種である。 |
食性 | 基本的に動物食性で、甲殻類などを主に食う。 |
食味・料理 | 身は少ないが、とても良い出汁が出る。味噌汁・塩焼き・煮付け。 |
地方名 | カラコギ系:カラコギ(広島県、愛媛県)、カラコゲ(広島県、山口県瀬戸内海側、愛媛県伯方島)、カナコギ(広島県、山口県瀬戸内海側、愛媛県松山市) ヒメ系:
ヒメ(広島県福山市)、ヒメオコゼ(広島県備後地方・島嶼部、島根県、山口県)、オヒメサン(広島県島嶼部、愛媛県松山市) イッスン系:イッスン(長崎県対馬)、イッスンオゴゼ(長崎県平戸市度島町)、イッスンオコゼ(福岡県) その他:オコゼ(三重県南伊勢町、愛媛県宇和島市、熊本県水俣市)、オコオジン(千葉県)、ヤマノカミ(千葉県内房・勝浦市)、ハチ(富山県)、アマタテ(三重県志摩)、アカメ・アカメフグ(京都府丹後)、スナッパリ(和歌山県)、イタチン(兵庫県淡路島由良)、ヨメサン(兵庫県瀬戸内海側)、ハナオコゼ(岡山県)、ギギ(広島県小豆島)、キンギョ(広島県、香川県、愛媛県松山市) |
その他 | 本種は潮溜まりや砂底に生息し、釣りの外道としてもおなじみの種類であるが鰭に強い毒があるので、針を外したりする際には気を付けなければならない。
学名に関しては研究者によって考え方が異なり、本種の学名にParacentropogon rubripinnisを適用する文献もある。 |
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