サラサハギ

Thamnaconus hypargyreus (Cope, 1871)

形態・特徴 体はやや長く、同属のウマヅラハギによく似る。腰骨に鞘状鱗があるが、動かすことはできない。尾鰭には前方および後縁に暗色帯がある。体側には黄褐色斑が散在し、ゴイシウマヅラハギに似るがゴイシウマヅラハギでは斑は褐色で、尾鰭が一様に淡色で暗色帯がない。体長20cmになる。
分布 新潟県および相模湾以南、東シナ海。~南シナ海、オーストラリア。普通水深85~220mにすむ。
生息環境 ウマヅラハギよりも深い海によくみられる。普通は水深85~220mに生息し、100~160mに多いが、東シナ海では水深310mからも漁獲されている。
食性 甲殻類や多毛類、ヨコエビ類などを捕食している。また魚類や貝類、テヅルモヅルの仲間なども食べているようだ。
その他 卵は粘着性。底曳網で漁獲されるが、ウマヅラハギと比べて市場価値は低いようである。本種とウマヅラハギは交雑することもある。
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