Rhinogobius nagoyae Jordan and Seale, 1906
形態・特徴 |
頭部側面に放射状、もしくはミミズ状線がある。体側には5~6本の明瞭な横帯があり、尾鰭基底にはカモメ状の斑紋がある。腹部は青く、産卵前の雌では特にこの特徴が顕著。琉球列島産の集団では、頬の体色が異なるだけでなく、遺伝的にも大きく異なっているという。体長5~6cm。 |
分布 |
青森県~南西諸島。朝鮮半島、台湾。河川の中流域にすむ。 |
生息環境 |
河川中流から下流に生息する。川底が岩、小石、あるいは礫底の場所をこのみ、コンクリートで三面護岸されたような場所にも見られる。また、一部地域では陸封型もある。 |
食性 |
雑食性。主に稚魚、小魚、昆虫、底生生物を捕食し、付着藻類などの植物質の餌も食べる。 |
地方名 |
イーブー(沖縄県名護市) |
その他 |
本種は美しい色彩で観賞魚としても流通される。ただし、前述したように琉球列島のものと九州以北のものでは形態的・遺伝的にも差があるので、移殖すると遺伝子汚染を引き起こす危険性が高い。本種に限らず、魚を他の場所へ放つ行為というのは多くの問題を引き起こす可能性があるということを考えなければならない。 |
食味レビュー |
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