Gymnogobius heptacanthus (Hilgendorf, 1879)
特徴 |
体長5 cmほど。体はよく側扁し、口が大きくその後端は目をはるかに越えること、婚姻色の出た雌の体には黄色横帯がないことなどから他のウキゴリ属の種と区別することができる。稚魚は文字通り肉のような色(赤みの強いピンク色)をしている。 |
分布 |
国内では北海道の太平洋・日本海側から九州、瀬戸内海、対馬に分布。国外では沿海州、朝鮮半島、渤海および黄海から知られている。 |
生息環境 |
内湾から河川の海の影響を受ける場所にかけて生息する。砂泥底の基質の上を群れで浮遊していることが多い。 |
食性 |
浮遊期の仔稚魚はプランクトン食で、成長するにつれ、小型底生動物も食べるようになる。しかしながら、成熟後も主にプランクトンを摂餌する本種は、干潟域の魚類の中でも特殊な存在のようだ。 |
その他 |
東京湾において、本種は湾奥部には少なく、多少湾口よりの神奈川県横浜市の平潟湾に多く出現する傾向がある。ビリンゴはこの逆の傾向を示す。また、ニクハゼ同様、アシシロハゼも湾奥部に少なく、平潟湾では多く見られる。これらの東京湾内のハゼ類がみせる分布パターンは何を意味しているのだろうか。塩分だけでは説明できない要因が潜んでいるに違いない。 |
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