オオミミズハゼ

Luciogobius grandis Arai, 1970

形態・特徴 シモフリミミズハゼとは色彩での判別が難しく、左右の腹鰭を前部で繋ぐ膜蓋が双葉状になること(シモフリミミズハゼでは円形)、膜蓋とその直前の皮膚との間に溝をもつこと等で区別できる。バケミミズハゼとは体に淡色点が多数あること、胸鰭上部の遊離軟条数が2–4と少ない(バケミミズハゼでは5–7)こと等で容易に区別できる。
分布 青森県陸奥湾、青森県から愛媛県にかけての太平洋沿岸、山形県から鹿児島県にかけての日本海・東シナ海沿岸。韓国、台湾。
生息環境 比較的波当たりの強い海岸に堆積する大型の転石下や玉石状の礫の間に生息する。
その他 シモフリミミズハゼとは識別形質が乏しく、今後遺伝子解析によって関係性を明らかにする必要がある。
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