テンジクカワアナゴ

Eleotris fusca (Forster, 1801)

形態・特徴 体色は変異が大きく、また同一個体でも状況によって変化することがある。通常体色は暗色で、背面が明色になる。日本産カワアナゴ属魚種は4種いるとされ、この4種は互いに色彩が似通っており見分けるのは難しい。本種では鰓蓋部の上下の孔器列は鰓蓋後方で接すること、頬部の横列孔器列の2本が縦列孔器列を超えること、縦列鱗数は56~65である点などで他の種と区別できる。体長15cm。渓流域にも見られるのはカワアナゴ属では本種だけであることも同定のポイントになり得る。
分布 静岡県、宮崎県~西表島。中国、台湾、インド・太平洋域、
生息環境 河川の淡水域に生息し、渓流域にも見られるのは本種である。成魚は汽水域には見られない。転石下や障害物の陰に潜む。琉球列島以南に多い。
食性 肉食性で小魚、甲殻類、昆虫を夜間に捕食する。
地方名 イーブー(沖縄県名護市)
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