チチブモドキ

Eleotris acanthopoma Bleeker, 1853

形態・特徴 体色は変異が大きく、また同一個体でも状況によって変化することがある。通常体色は灰色、若しくは暗色で、背面が明色になり、カワアナゴに似るが頭部下面に小白色斑が見られないことで区別できる。日本産カワアナゴ属魚種は4種いるとされ、この4種は互いに色彩が似通っており見分けるのは難しい。本種では鰓蓋部の上下の孔器列は鰓蓋後方で接しないこと、頬部の横列孔器列の1本が縦列孔器列を超えることで他の種と区別できる。体長15cm。
分布 千葉県~西表島、小笠原諸島。台湾、西・南太平洋。
生息環境 河川の淡水域から汽水域、汽水性湿地に生息し、琉球列島ではよく見られるもの。岩や流木の陰、人工物の隙間などにひそみ、夜間はそこから出る。
食性 夜間に小魚や甲殻類、貝類、昆虫などを貪欲に捕食する。
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