コクテンアオハタ

特徴・形態	体側には5本の褐色横帯があり、その縁に沿うように大きめの暗色斑点が並ぶ。 ヤハズアオハタによく似るが、本種には鰓蓋部の”Ｙ字型”の白色横帯がないことで容易に区別できる。
分布	高知県、宮崎県、沖縄島。～台湾、フィリピン、インドネシア、フィジー、チモール海、東インド-西太平洋。
生息環境	大陸棚上の起伏地形に生息する可能性が示唆されている(小原ほか、2022: 日本生物地理学会会報)。
その他	コクテンアオハタという標準和名は元々、別種のEpinephelus amblycephalus（現在のヤハズアオハタ）に付けられていたが、近年の研究でこの和名が提唱された際に用いられた標本は E. amblycephalusではなく、本種であることが判明した (Inoue et al. 2020:Species Diversity)。 そのため、コクテンアオハタという標準和名は本種に適用され、E. amblycephalusには新しくヤハズアオハタの標準和名が提唱された。 日本からの記録は2例しかなく(2020年時点)、国内では稀種。