アカスジウバウオ

Lepadichthys akiko Allen and Erdmann, 2012

形態・特徴 体色は白い。体の背縁と体側中央を赤色縦線が通り、これらの縦線は吻で繋がる。吻は中程度の流さでやや尖る。口裂は非常に小さく、吻の前端に限られ、両顎の後方は吻の厚い皮膚で覆われる。吸盤状になっている腹鰭は前後に二分されない単型で、極めて小さい。
分布 沖縄島(水中写真による記録のみ)。パラオ、インドネシア。西太平洋に広く分布すると考えられる。
生息環境 ウバウオの仲間としては生息水深が深く、40-90mで記録されている。
遊泳力があり、ウニの棘の間やその周辺をホバリングしている。
食性 近縁種のFlabellicauda alleniの胃からウニの管足が採取されており、同属である本種も宿主の管足を食すことが示唆されている。
その他 かつてはLepadichthys(ミサキウバウオ属)に属していたが、形態的な違いから2021年、新属であるFlabellicauda(属の和名なし)に帰属が変更された。
日本からの記録は沖縄で撮られた水中写真のみであり、標本は得られていない。

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