エンビアカタマガシラ

Parascolopsis eriomma (Jordan and Richardson, 1909)

形態・分布 アカタマガシラによく似るが、眼の下縁から後下方へ伸びる黄色帯がないこと、尾鰭の両葉先端が尖り所謂“燕尾”状になることなどから、区別できる。尾鰭の後縁は淡色で縁取られる。体長は20cm程度。
分布 日本、台湾、フィリピン、およびインドネシアのスラウェシ島周辺から記録がある。
国内においては、沖縄島周辺からのみ記録されている。
生息環境 やや深い岩礁域にすむ。水深50~100mに見られるが、それより浅い場所でも見られることがある。
その他 長らくアカタマガシラと混同されていたが、2020年の研究でアカタマガシラとは遺伝的・形態的に異なる別種であることが分かった。この際、アカタマガシラは新種であることが分かり、従来アカタマガシラに当てられていた学名は本種に適用された。
国内においては稀種で、アカタマガシラよりも個体数が少ない。

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NOAHさんがフィリピン ミンダナオ島イリガン市の魚市場で撮ったエンビアカタマガシラ

フィリピン ミンダナオ島イリガン市の魚市場

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asukalさんがフィリピン 中部ルソン地方 バタンガスで撮ったエンビアカタマガシラ

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