タニガワナマズ

Silurus tomodai Hibino and Tabata, 2018

分布 三重県、愛知県、岐阜県、静岡県、および長野県の河川で分布が確認されている
形態・特徴 他のナマズ属魚類に比べると、頭が小さく体型が細長い。体側には黄褐色の雲状斑がある。最も近縁な種であるイワトコナマズとは、眼が腹側からわずかにしか見えないことや下顎のひげが長いことなどで、分布を同じくするナマズとは、口内の鋤骨歯帯が分離する傾向にあること(分離しない場合もある)、両眼間隔が広いこと、下顎下面や腹部が黒ずむことなどで区別可能である。
生息環境 平野部よりも山間部の河川中上流域に多い。岩の多い環境を好み、岩盤や大きな岩の隙間などに潜む。
食性 肉食性で小魚や水生昆虫などを食べると考えられる。
その他 日本産ナマズ属4番目の種として2018年に新種として記載された。国内でナマズ属の新種が記載されたのはイワトコナマズ・ビワコオオナマズ以来、57年ぶりである。

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