| 分布 | 本州中部以南。沿岸の岩礁域にすむ。 |
|---|---|
| 特徴 | 体側には2本の縦線があるが、不明瞭な場合もある。また不明瞭な横帯が出る場合もある。胸鰭と背鰭に大きな有毒の棘がある。ひげは4対。ミナミゴンズイは本種によく似ているが、体背部尾鰭起部と、臀鰭起部はよく離れている(本種はやや離れている)、鰓耙数はふつう27~31(本種では23~25)である点などが異なる。体長20cmに達する。 |
| 生息環境 | 沿岸の岩礁域や砂底に生息し、幼魚は「ゴンズイ玉」とも呼ばれる密集した群れをつくる。 |
| 食性 | 雑食性で主に底生動物を捕食するが、幼魚は他の魚のクリーニングをすることもあるようだ。 |
| 食味・料理 | 地域に根ざした食べ方として、長崎県雲仙市小浜町・千々石町の「ゴンズイ素麺」(冬期が旬)や、佐賀県北西部、長崎県長崎市・五島列島の「味噌汁」がある。強くて深いダシが出るそうだ。この他にも、天ぷら・フライ・蒲焼・味噌煮など様々な料理に向くようである。
味噌煮(和歌山県)、ゴンズイ素麺(長崎県雲仙市) |
| 標準和名 | 相模湾・駿河湾での呼び名が由来となっている。『さかな異名抄』 |
| 地方名 | エドズミゴンズイ(神奈川県三浦市)、ウルベ(静岡県伊豆、三重県紀北町、和歌山県)、ゴズイ・エドミズゴンズイ・ウラゴ(静岡県伊豆)、ゴズ・ゴズイオ(三重県)、ズルべ(三重県尾鷲市九鬼町、和歌山県)、ギギ(京都府丹後、山口県、高知県高知市、長崎県対馬市)、カミツキ・カラカギ・カラガキ・カラカケ・カラカセ・カラカミ・カリモン・ギヌ・ギヌギニ・ヨウダチウオ(京都府丹後)、ウグ(和歌山県、愛媛県宇和島市)、ルベ・ユルメ・ジルベ(和歌山県)、ギンギン(兵庫県南あわじ市)、ギギ(島根県、高知県)、ググ(山口県、徳島県南部、高知県)、ギギョウ(山口県、長崎県対馬市)、ギギュウ(山口県)、クグ・グシャコ・グンジャク(高知県)、ギギョ(福岡県)、ギギウオ・ゴンジイ(長崎県壱岐島)、ギンギョ(長崎県対馬市・平戸市)、ギュウギュ(長崎県長崎市・雲仙市)、ギュギュウ(長崎県諫早市)、ギュギュ(長崎県諫早湾、熊本県水俣市、大分県、宮崎県)、ギギメ・ギュウギュウ(長崎県雲仙市)、ギクメ(長崎県島原市千々石)、ハチヨリ(長崎県五島)、ギュッギュ(熊本県水俣市)、ウビアゲ(大分県臼杵市)、オビヤケ(宮崎県日向市細島)、グイ・グキウオ・グチノウオ(鹿児島県)、クモ(鹿児島県喜界島)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577394018 |
| その他 | 従来第2背鰭とされていたものは、現在では体背部尾鰭とされている。本種は夜釣りの外道としておなじみであるが、針を外すのに注意しないと、背鰭と胸鰭にある毒棘に刺されてしまうおそれがある。食用として市場に流通することはあまりないが、美味であるという。 |
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