アゴゲンゲ

Petroschmidtia toyamensis Katayama, 1941

形態・特徴 ゲンゲの中でも小さな腹鰭をもつグループの種。本種は腹鰭に1棘と2軟条をもつ。体色は褐色から黒褐色で、若魚では背鰭に黒色斑があり、黒色斑が白く縁取られることもある。胸鰭軟条数は19-20軟条。ハナゲンゲは本種に似ているが胸鰭軟条数がやや少なく、体側から背鰭に大きな白色斑を4つほど有することで本種と区別できる。全長36cmになる。
分布 日本海、オホーツク海。水深200~800mの海底にすむ。
生息環境 水深200-800mの深海底にすむ。
食性 肉食性。
地方名 ゲンゲンボ(石川県金沢市)、カタクニャラ(石川県かほく市)、クロゲンゲ(石川県能登町)
その他 底曳網で漁獲されるが、シロゲンゲ属の魚や、タナカゲンゲほどは利用されておらず、市場流通もほとんどない。従来のアゴゲンゲ属Petroschmidtiaは、現在ではマユガジ属Lycodesの新参異名であるとされている。
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