形態・特徴 | 体は黄色~灰色、体側には5本の黒色縦帯がある。上の2本は背鰭後端に達する。体高があり、チョウチョウウオの仲間のように見えるが、異なるグループで、メジナやイスズミなどと近縁とされる。体長20cmに達する。 |
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分布 | 山陰・茨城県以南。台湾、ハワイ諸島。オーストラリア。岩礁域にすむ。 |
生息環境 | 沿岸の浅い岩礁域から、やや深い砂底まで見られる。150m以浅にすむ。幼魚は、藻場やタイドプールなどの浅所で普通に見られる。熱帯魚のように見えるが、本州では普通に見られ、日本海側にもすむ温帯性魚。 |
食性 | 肉食性とされる。甲殻類や、ゴカイ類などを捕食する。 |
地方名 | カゴカキダイあるいはカゴカキ(東京都、神奈川県三崎、三重県南伊勢町、和歌山県、香川県、徳島県南部、高知県、福岡県北九州市、長崎雲仙市、大分県)、タバコイレ(静岡県伊豆、和歌山県串本町)、タバコ(和歌山県串本町)、タバコリ(南紀)、タバコボン・キンチャク・チンチロメン・ヨネンチョウチョ(静岡県伊豆)、シマウオ・シマイオ(愛媛県宇和島市)、スイヘイウオ(長崎県壱岐市)、阪神タイガース(徳島県南部)、ギンパ(茨城県大洗町)、カツッコ・ゴエモン・バンバユ(静岡県伊豆)、タマゴイオ(和歌山県)、メリー・メリーちゃん(宇和島市嘉島)、ネッタイギョ(長崎県長崎市)、アンダカーサー(沖縄県那覇市、他種を含む)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393857 |
その他 | 産卵期は4~5月。稚魚期にチョウチョウウオ科に見られるようなトリクチス期を経ない。
漁法はおもに定置網、底曳網である。ときに多量に漁獲されるが、雑魚扱いされることが多い。ただし、白身で肉質はよく、市場に並ぶこともあるようだ。 観賞魚として飼育されることもある。丈夫で高温にも強く飼いやすい。幼魚は、磯採集で獲れることもある。 |
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