形態・特徴 | カミナリベラ属の魚も雌雄で色や模様が大きく異なる。本種の雄は、オニベラやカミナリベラの雄に似ているが、頬に2本の青色線があり、うち眼下部の縦線が曲がる。雌では尾鰭基部に黒色斑があること、雌雄ともに胸鰭基部上方に赤色斑があることで他の種と区別できる。体長13cmほど。 |
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分布 | 千葉県以南。~中部太平洋(ハワイ諸島をのぞく)、ココスキーリング、ガラパゴス。岩礁域、珊瑚礁域にすむ。 |
生息環境 | 日本のサンゴ礁域でもよくみられる普通種。昼間はサンゴ礁や岩礁を遊泳するが夜間や、危険が迫ったときは砂に潜る。幼魚は潮溜まりでも見られる。 |
食性 | 小形の底生動物などを捕食する。 |
その他 | 小型種で日本ではあまり食用にされていないと思われる。カミナリベラの仲間も美しい色彩のものが多く観賞魚にも向いているがややデリケートで飼育しにくいことがある。インド洋の西部には本種に酷似した別種が知られている。 |
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