Tilapia zillii (Gervais, 1848)
形態・特徴 |
体型はカワスズメやナイルティラピアに似ているが、本種の臀鰭軟条数は7~9本と少ないため区別できる(対するカワスズメは9~12本、ナイルティラピアは10~11本)。また、胸部周辺は赤く、背鰭の後方に黒色斑が1個あることが本種の特徴である。 |
分布 |
滋賀県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県から定着が確認されている。原産地はアフリカ大陸の赤道以北、パレスチナ。 |
生息環境 |
塩分の変化に強く、一時的であれば海水の塩分でも耐えられる。緩流域を好み、河川下流域や湖沼に生息するが、中流域の淵やワンドのような環境でも見られる。 |
食性 |
主食は付着藻類であるが、デトリタスや小型甲殻類や昆虫類も捕食する雑食性。 |
その他 |
カワスズメやナイルティラピアのように、仔稚魚の口内保育は行わない。国内の水域で、安定した再生産が可能と考えられているのは湖沼のみである。
1962年にエジプトのアレクサンドリア水族館から寄贈されたのが、日本へ最初に持ち込まれた記録となっている。 |
食味レビュー |
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日本 沖縄県 豊見城市 漫湖(漫湖水鳥・湿地センターにて展示中))