Pempheris sasakii Jordan and Hubbs, 1925
形態・特徴 |
体高は高い。鱗は1層のみからなる。体色は灰褐色(生鮮時は黄金色。時々銀色を帯びる)。胸鰭基部に黒色斑は無い。鱗が非常に細かく側線有孔鱗数72~81であること、臀鰭軟条41~45であることでよく似たミナミハタンポやミズホハタンポと区別可能。体長15cmほどの小魚。 |
分布 |
千葉県館山以南の太平洋沿岸、鹿児島湾、鹿児島県南さつま市、三宅島、種子島、屋久島、口永良部島。南日本固有種 |
生息環境 |
沿岸の岩礁域に生息する。昼間は岩礁の孔の中にひそみ、夜間にはその中から出る。 |
食性 |
肉食性で動物プランクトン、甲殻類等を捕食する。 |
分類 |
本種の学名には長らくPempheris nyctereutesが当てられていたが、P. nyctereutesとは側線下方横列鱗数や側線有孔鱗数、体色などで差異があることが明らかになったため、ミエハタンポの新種記載時の学名Pempheris sasakiiが再び有効になった。なお、P. nyctereutesは日本には分布しないが、現在では「タイワンハタンポ」という標準和名が与えられている。 |
その他 |
定置網や釣りで漁獲される。ミナミハタンポとあまり区別されていない。 |
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