Acanthopagrus sivicolus Akazaki, 1962
形態・特徴 |
体色は黒っぽい燻し銀。側線より上の背鰭棘条部中央下の横列鱗数は4.5枚とクロダイよりも1枚少ないことが特徴。また、クロダイやキチヌと分布域が重ならず、奄美諸島と沖縄諸島のみから知られる固有種である。よく似たオキナワキチヌとは、腹鰭と臀鰭が黒っぽいことや、側線鱗数が46~52枚とオキナワキチヌの44~47枚と比較しやや多いことなどで見分けられる。 |
分布 |
奄美諸島、沖縄諸島から知られる固有種。内湾、汽水域にすむ。 |
生息環境 |
サンゴ礁のある浅い水域、内湾、河口域といった広い範囲に生息する。 |
食性 |
甲殻類、多毛類、軟体動物、海藻、小魚など幅広い食性を示す雑食性。 |
地方名 |
チン(鹿児島県奄美大島、沖縄県)、ツン(沖縄県宮古島市) |
その他 |
産卵期は2月中旬~4月中旬頃まで(産卵の盛期は2月下旬~3月上旬)とされ、仔稚魚は砂浜海岸の砕波帯やカキ殻礁などに出現する。食用魚としての市場価値は相当高いという。 |
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日本 沖縄県 那覇市泊ざまみフェリー岸壁安里川河口側