形態・特徴 | 体色は美しい黄金色。背鰭・臀鰭は高さにして3分の1以上が鱗におおわれる。キグチによく似ているが、本種は臀鰭軟条数が8と少なく、側線鱗数は52-53、尾柄高は頭長の28.0%以下であることなどで区別できる(キグチはそれぞれ、9-10軟条、側線鱗数58-59、尾柄高は28.5%以上)。体長60cmを超え、キグチよりも大型になる。 |
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分布 | 長崎県、東シナ海。~渤海、黄海、南シナ海。 |
生息環境 | 日本の周辺海域では、東シナ海に多く生息している。基本的に生息水深は30-100mである。 |
食性 | 稚魚は動物プランクトンを主に捕食するが、成魚では小魚、甲殻類を主に捕食するようになる。 |
地方名 | フウセ(山口県下関市)、フーセ(長崎県長崎市) |
その他 | 産卵期は東シナ海では主に春。韓国の沿岸では初夏に産卵し、南シナ海では秋に産卵するといわれる。産卵の時にグワッっと鳴く習性がある。午後から夜間に鳴き、船の甲板からも聞こえるほどのものだという。
東シナ海において従来はごく多量で毎年200トン前後の水揚げがあったが、近年は殆ど水揚げされなくなった。肉は美味で中華料理などにも使用される。 |
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