Larimichthys polyactis (Bleeker, 1877)
形態・特徴 |
体色は美しい黄金色。背鰭・臀鰭は高さにして3分の1以上が鱗におおわれる。フウセイに似ているが、臀鰭は9-10軟条、側線鱗数は58-59、尾柄高は頭長の28.5%以上であることで区別できる(フウセイは臀鰭8軟条、側線鱗数55以下、尾柄高は頭長の28.0%以下)。体長は40cmほど。 |
分布 |
長崎県以南、東シナ海。~黄海、渤海。瀬戸内海にも分布するとされるが、これについては疑問視されている。水深22-114mにすむ。 |
生息環境 |
日本近海では東シナ海のみにすむ。回遊生態から3つの系群にわけられている。東シナ海では水深22-114mにすむが、100m以深では少ない。 |
食性 |
主にオキアミやエビなどの甲殻類を多く捕食する。魚類も捕食する。分布の北方域では成長に従い甲殻類を捕食する割合が減少し、魚類を多く捕食する |
地方名 |
ギングチ(長崎県対馬市) |
その他 |
産卵期は2-6月と推測されている。卵は分離浮性卵。日本漁船は東シナ海において最盛期は年間96,000トン(1960年)を漁獲したが、90年代に入ると最盛期のおよそ700分の1まで減った。減少の理由は日本船団の衰退のほか、資源状態悪化の可能性も考えられる。肉は白身で、軟らかいが美味である。 |
食味レビュー |
食味レビューを投稿する
|
人気順は閲覧数やいいね!の数を反映しています。推薦したい写真には、いいね!をどうぞ。