形態・特徴 | フエフキダイ科の中型種で、大きいものは45cmに達する。胸鰭基部の内側には鱗が密生する。背鰭棘中央部下の側線上方横列鱗数(TRac)は普通5。体側上半の鱗に黒色斑がある。体側には幅広い黄色縦帯がでることがある。アマミフエフキに似ているが、腹鰭が淡色で、背鰭第3棘は長くない。 |
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分布 | 和歌山県以南。~西太平洋、東インド洋。水深100m以浅の砂礫や岩礁域にすむ。 |
生息環境 | サンゴ礁域の浅所にすむ。水深20m以浅の場所に多い。 |
食性 | 肉食性。甲殻類や小魚などを捕食する。 |
地方名 | クツナギ(鹿児島県奄美大島)、クチナジ(沖縄県)、ホンクチナギ(沖縄県糸満市)、クチナギ(沖縄県国頭村・久米島町)、アカウチャ・フツナヅ(沖縄県宮古島市)、ウイザ(沖縄県宮古島市狩俣)、フゥチィナギ(沖縄県宮古島市久貝)、クチナギ(沖縄県八重山) |
その他 | 沖縄ではクチナジと呼ばれ、食用魚として重要種。白身で美味である。Carpenter and Allen(1989)のように、Lethrinus mahsenaと本種を同種とみなす考えもある。Lethrinus mahsenaはインド洋(および紅海)の固有種とされている。 |
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