分布 | 青森県以南~九州までの日本各地。朝鮮半島南部、中国、台湾。日本海側や瀬戸内海でもよくみられる種類である。 |
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特徴 | 体の地色は褐色で、体側には橙色の斑点が密にあり、背鰭基底には大きな黒色斑があるほか、尾柄部にもうすい黒色斑がでることがある。尾鰭後縁は丸い。体長40cmほどの中型のハタである。 |
生息環境 | 岩礁域に生息する普通種で、日本では日本海側に多くみられる。 |
食性 | 動物食性である。 |
地方名 | アコウ(福井県、愛知県、京都府、大阪府、和歌山県和歌山市、兵庫県、岡山県、広島県、島根県、山口県下関市、高知県土佐清水市、愛媛県今治市、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県)、アコ(大阪府堺市、和歌山県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、長崎県平戸市度島町)、アク(和歌山県)、アカミズ(島根県、山口県萩市)、アズキマス(愛知県、三重県)、ナメラ(富山県氷見市、石川県、福井県)、ヨネズ(富山県氷見市、京都府丹後地方)、アズキンボウ(秋田男鹿半島)、ヤマドリ(富山県東部)、モン(高知県)、アカボコ(長崎県雲仙市)、シブクメ(熊本県天草)、ムブシ(鹿児島県枕崎市)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393699 |
その他 | 重要な食用種。西日本では「あこう」とよび、特に珍重する。刺身、塩焼、鍋、など非常に美味である。最近は養殖もおこなわれている。釣りでは船釣りのほか、防波堤からの落とし込み釣りなどでも狙うことができる。 |
食味レビュー |
★★★★★
5.0
29件の評価
★★★☆☆
乱太郎・2021/08/18
時期にもよりますが、30センチ以下はそんなに美味しいものでもありませんのでリリースしたほうがよいです。40cmを超えた個体は美味しいと感じます。
★★★★★
酢犬・2010/02/26
一緒に釣ってきた真鯛と共にしゃぶしゃぶにしましたが真鯛が霞むどころか、段違いの味にショックを受けました。市販のポン酢で食べたのですが、今まで食べた魚の中で一番と言っていい味でした。個人的には、刺身よりもしゃぶしゃぶの方が味も楽しめてよかったです。
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