形態・特徴 | 背鰭は10棘9軟条、臀鰭は3棘7軟条。体色は赤みを帯び、タマガシラによく似ているが、体側には横帯がなく、生時に黄色縦帯がある。エンビアカタマガシラとは、眼の下縁から後下方へ伸びる黄色帯があること、尾鰭の両葉先端が尖らないことなどで区別できる。体長25cm以上。 |
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分布 | 伊豆諸島、千葉県~鹿児島県の太平洋岸、琉球列島。~インド-西太平洋、紅海。 |
生息環境 | やや深い岩礁域にすむ。水深50~100mに見られるが、それより浅い場所でも見られることがある。 |
食性 | 肉食性。小魚や甲殻類などを捕食する。 |
地方名 | チレダイ・チレ(鹿児島県屋久島)、コムギ(沖縄県八重山) |
その他 | 長らくエンビアカタマガシラと混同されていたが、2020年の研究で遺伝的・形態的に異なる別種であることが分かった。この際、アカタマガシラは新種であることが分かり、従来本種に当てられていた学名はエンビアカタマガシラに適用された。
釣りや刺網などで漁獲される。タマガシラ同様白身で食用魚として利用されている。 |
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