形態・特徴 | 頭部の有鱗域は広く、涙骨上にも広がる。また、眼の下縁は吻端よりも上方に位置し、側線有孔鱗数は55~58枚と少ない。体色は淡色の地色に暗色の斑点が各鰭まで全身に広がり、幼魚は黄橙色の地色に暗色の縁取りのある白色斑が7個ほど見られる。また、腹鰭は長く、その先端が肛門を越えることなどが特徴。 |
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分布 | 高知県柏島以南、琉球列島、小笠原諸島。インド-西太平洋。 |
生息環境 | 沿岸浅海の岩礁域やサンゴ礁域周辺の砂底に生息し、成魚は小さな群れを作る。幼魚は内湾の浅所や藻場で多く観察されており、頭部を下に向けて体をくねらせて泳ぐ。 |
食性 | 甲殻類、多毛類や小型魚類などを捕食する動物食性。 |
地方名 | ミーバイクレー(沖縄県本島)、クレーミーバイ(沖縄県国頭村)、ヤナグレー(沖縄県久米島町)、ハイバカマ(沖縄県宮古島市)、ピャーマカバ(沖縄県宮古島市狩俣)、シイバウダ(沖縄県宮古島市久貝)、ツバキ(沖縄県八重山) |
その他 | 美味な魚で漁獲されると市場流通し、沖縄県では水産上重要種となっている。また、幼魚は観賞用としての需要がある。 |
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