形態・特徴 | タカサゴ科の魚は、琉球列島で「ぐるくん」と称され、フエダイ科に近いとされる。学者によっては、フエダイ科の中に含める場合もある。本種は、尾鰭の両葉端のみが暗色で、体側の2本の黄色縦帯のうち、2番目のものが側線下方を走るなどの特徴がある。ニセタカサゴの2番目の黄色縦帯は、側線を沿うようにして走る。体長30cmになる。 |
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分布 | 相模湾以南の太平洋岸、日本海、九州西岸、琉球列島。~西太平洋。 |
生息環境 | サンゴ礁域に見られるほか、本州~九州の太平洋岸や、日本海西部の磯にも見られるようだ。昼間は岩礁やサンゴ礁域を群れで遊泳し、餌となる動物プランクトンを捕食する。夜間は単独で、岩の陰などに潜んでいる。 |
食性 | 主に動物プランクトンを捕食する。 |
地方名 | オキイサギ(静岡県伊豆)、ツカヤ(京都府丹後)、アカムロ(長崎県五島)、ハーウルム・ハウルム・カブクヤ(鹿児島県奄美大島)、アカウルメ(鹿児島県瀬戸内町)、ウルミ(鹿児島県喜界島)、グルクン・マルグルクン(沖縄県)、カプクヮーグルクン(沖縄県本島)、カブックヮヤー(沖縄県糸満市)、カーブカー(沖縄県国頭村)、カブクヮーグルクン(沖縄県久米島町)、アカグルグン(沖縄県宮古島市)、ハーグルクン(沖縄県宮古島市狩俣)、カプクヮヤーグルクン(沖縄県八重山) |
その他 | 産卵期は夏といわれ、日没前に産卵する。卵は分離浮性卵で、約23時間で孵化する。
沖縄では、釣りの対象魚、もしくは漁業の主要対象種のひとつで、追い込み網などにより漁獲される。肉は白身で、唐揚げや塩焼きが良く知られているが、刺身なども美味しい。沖縄県では、県魚に指定されている。 |
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産卵期は夏といわれ、日没前に産卵する。卵は分離浮性卵で、約23時間で孵化する。
沖縄では、釣りの対象魚、もしくは漁業の主要対象種のひとつで、追い込み網などにより漁獲される。肉は白身で、唐揚げや塩焼きが良く知られているが、刺身なども美味しい。沖縄県では、県魚に指定されている。 |