Lagocephalus sceleratus (Gmelin, 1789)
形態・特徴 |
ほかのサバフグ属魚類に比べて体は細長い。体背面に暗色小斑点が多数ある。体側下半部には銀色の縦帯がある。胸鰭軟条数は16から18である。鰓孔は黒い。背面は背鰭前方付近にまで小棘があり、腹面にも同様の棘がある。大型種で全長は1mを超える。 |
分布 |
相模湾以南の太平洋岸、新潟県佐渡、兵庫県浜坂、九州北~西岸、琉球列島、小笠原諸島。~台湾、海南島、南シナ海、インド-西太平洋、地中海。 |
生息環境 |
沿岸域には少なく、沖合に多く生息する。中層域に見られる遊泳性のフグ。水深300mを超える深さからも漁獲されている。 |
食性 |
肉食性。小魚や甲殻類、軟体動物などを捕食する。 |
地方名 |
ヒジシ(鹿児島県奄美大島) |
その他 |
定置網や釣り、刺網、延縄などで漁獲されるが、本種は卵巣・肝臓・腸はもちろんのこと、筋肉にも毒性があり、台湾などで中毒例が報告されている。食用にはできない。従来、沖縄では食用になるとされていたが、毒性が調べられ、食用に不向きとしている。 |
食味レビュー |
食味レビューを投稿する
|
人気順は閲覧数やいいね!の数を反映しています。推薦したい写真には、いいね!をどうぞ。