形態・特徴 | 沖縄県と高知県沿岸から記録されているコクテンアオハタE. kupangensisによく似ているが、本種にある眼の後方と背鰭第1棘直下を結ぶ”Y字型”の白色横帯がコクテンアオハタにはないことで容易に区別できる。体長40cmほど。 |
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分布 | 和歌山県、愛媛県、高知県、長崎県、鹿児島県。~台湾、中国、東インド-西太平洋。 |
生息環境 | 沿岸のやや深所に生息する。岩礁や砂泥底に見られる。 |
その他 | 本種には長らくコクテンアオハタという標準和名が付いていた。しかし、近年の研究によりこの和名が提唱された際に用いられた標本が本種ではなく、2016年に新種記載された別種(Epinephelus kupangensis)だったことが分かった。(Inoue et al. 2020:Species Diversity)。よってコクテンアオハタという標準和名はE. kupangensisに適用され、本種には新しくヤハズアオハタの標準和名が提唱された。
日本では従来琉球もしくは台湾、鹿児島県山川で報告されて以来、長らく記録がなく、日本沿岸に生息する可能性は低いとされていたが、近年になって四国沿岸や九州沿岸でよく漁獲されている。沖縄では近海では漁獲されていないが、海外から漁獲されたものが稀に水揚されるといわれている。 |
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