形態・特徴 | 頭部側面に白色斑が多数ある。第1背鰭棘が長く伸び、前部に黒色斑をもつ。体側には太い横帯が5本ある。第2背鰭や尾鰭の上半部に茶褐色斑が多数ある。体長10cmに達し、イトヒキハゼ属としては大型種である。 |
---|---|
分布 | 富山湾・千葉県~九州。朝鮮半島、台湾、インド・西太平洋域。砂泥底にテッポウエビと類と共生する。 |
生息環境 | 沿岸域の砂泥底に生息する普通種。水深70m以浅にみられ、6-25mに多いという。日本では温帯域に多く、沖縄などでは見られないようだ。ニセオニテッポウエビなどと共生する。 |
食性 | 甲殻類やゴカイ類などを捕食する。 |
地方名 | テカミ(兵庫県神戸市須磨区)、チンポカミ(熊本県水俣市) |
その他 | 投げ釣りや、船でのキス釣りの外道として釣れる。大きな口で噛みついてくることもある。食用魚としてはマハゼほどの評価は聞かれていない。
本種はハゴロモハゼ属に移すべきという意見もあるが、これについてはさらなる検討が必要と考えられている。なお、ヒメイトヒキハゼは、本種の幼魚とされた。 |
食味レビュー |
食味レビューを見る 食味レビューを投稿する |