Synagrops japonicus (Döderlein, 1884)
形態・特徴 |
日本産スミクイウオ科の多くの種では臀鰭棘数は2本である(バケスミクイウオは3本)。本種の体色は灰褐色で、腹鰭棘前縁の微小な鋸歯状突起がないことで、日本産の他のスミクイウオ属魚種と区別できる。体長30cmを超えこの仲間では大きくなるが、普通は20cmほどのものが多いようである。 |
分布 |
北海道南部以南の日本各地沿岸、東シナ海。~南シナ海、フィリピン、ハワイ、オーストラリア、南アフリカにいたるインド・太平洋。 |
生息環境 |
普通150-500mの深海で漁獲される。水深1000mを超える深さからも漁獲されることがあるが、500mを超えると少ない。幼魚は水深10mのごく浅い場所にも出現する。 |
食性 |
小型甲殻類やハダカイワシ類などの小型魚類を主に捕食している。 |
その他 |
南日本の沿岸域において幼魚は冬から翌春にかけて出現する。底曳網漁業ではごく普通に漁獲されるが、練製品の原料になる程度であまり利用されていない。ただし肉はやわらかいものの、美味である。 |
食味レビュー |
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