| 特徴 | 全長1m。ブリと似ているが、上顎後端の上角は丸く、胸鰭は腹鰭より短い。 |
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| 分布 | 北海道~九州までの各地、伊豆諸島、小笠原諸島。沖縄県ではまれ。~中西部北太平洋。 |
| 生息環境 | 沿岸の中層から外洋の表層を回遊する。 |
| 食味・料理 | 白鉄火(鉄火巻の具材としてマグロではなくヒラマサを用いたもの、長崎県) |
| 標準和名 | 東京都での呼び名が由来となっている。『さかな異名抄』 |
| 地方名 | シラマサ(福島県、茨城県ひたちなか市)、マサ(東京都)、青ブリ(伊豆諸島八丈島)、ヒラバタケ(北陸地方)、アカイオ(石川県金沢市)、シオ(石川県能登)、アカウオ(石川県能登町)、シオ(大型、京都府丹後)、ヤセブリ(大阪湾)、ヒラ(京都府丹後、兵庫県但馬)、ヒラス(関西地方、山口県下関市、四国地方、九州地方)、ヒラサ(瀬戸内中部)、ヒラソ(山陰地方、山口県)、ハッチョウ(山口県)、ヒラソオジ(鹿児島県薩南諸島)、 【若魚】シオ(三重県鳥羽市)、コマサ(関西)、コヒラ(山口県下関市)、ヒラゴ(福岡県、長崎県)、テンコツ(鹿児島県)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393460 |
| その他 | ヒラマサはこれまで単一の種 Seriola lalandiとして世界中に分布するとされてきた。しかし2015年、遺伝子および外部形態の比較に基づき、それまで“S. lalandi”とされてきた種は、西部北太平洋(Seriola aureovittata)、東部北太平洋(Seriola dorsalis)および南半球(Seriola lalandi)の3集団に分けられ、これに伴い本種の学名も現在のものに変わった。これら近縁種は遺伝子解析や分布で区別するしかなく、外見上の識別は困難を極める。
ブリとヒラマサは見分けるのが難しいが、世界の他の地域ではブリがいないので、それは日本水域だけの悩みなのかもしれない。日本水域は多様性に富んでいて、非常に恵まれている証拠だろう。 |
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