形態・特徴 | ハタタテダイ属魚類は背鰭第4棘が伸長することで、他のチョウチョウウオ科魚類と区別される。本種は頭部に眼を通る黒色帯があるが、眼の下方までにしか達しない。体側には背鰭棘第1-3棘間の鰭膜から腹鰭までと、背鰭第4棘の鰭膜から臀鰭軟条部にまで至る黒色帯がある。背鰭軟条部および尾鰭は黄色。ムレハタタテダイとは、背鰭棘数が普通11本、顎歯列が5-7列、臀鰭黒色域が最長軟条にまで及ばないことなどで区別可能。体長20cmに達する。 |
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分布 | 長崎県および下北半島以南。~ハワイ諸島をのぞくインド・中部太平洋。岩礁域にすむ。 |
生息環境 | サンゴ礁域、岩礁域、砂・泥底域に生息する普通種。単独、番もしくは小さな群れで見られる。 |
食性 | 雑食性。付着藻類や底生生物などを捕食する。 |
地方名 | チョウチョウッパ・テングダイ(静岡県伊豆)、ハタムチ(鹿児島県奄美大島) |
その他 | 観賞魚。チョウチョウウオ類としては飼育は容易。稀に釣れることがある。食用にすることもある。 |
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