エボシカサゴ

Ebosia bleekeri (Döderlein, 1884)

形態・特徴 ミノカサゴの仲間に似ているが、胸鰭の軟条は分岐し、頭頂骨に大きな薄い隆起がある。これは一般に雄のほうが大きいといわれている。セトミノカサゴとは、眼下骨域や前鰓蓋域に小棘が密に分布しないことで区別できる。背鰭棘は13-14棘で、これは有毒という。臀鰭は3棘7軟条、胸鰭は16軟条。体長15cmに達する。
分布 本州中部以南。~南シナ海。やや深い海にすむ。
生息環境 水深100-180mのやや深い海に生息する。伊豆半島ではこれよりも浅い場所に見られ水中写真も撮影されているが、数は少ないらしい。
その他 底曳網で漁獲されることもあるが数は少なく、食用にはなっていない。エボシカサゴ属は2種からなり日本には本種のみが知られる。インド洋の近縁種Ebosia falcataは、臀鰭3棘8軟条、胸鰭17軟条、雄の隆起は幅が狭く、著しく長いなどの特徴を有する。
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