ツクシトビウオ

Cypselurus doederleini (Steindachner, 1887)

形態・特徴 胸鰭が長く、その先端が臀鰭後端を越える。また、腹鰭も長く、その先端が臀鰭基部を越える。よく似たホソトビウオとは、胸鰭は基本的に暗色であり透明帯があまり見られないことや第1鰓弓の下枝の鰓耙数が16~17本と少ないことで見分けることができる。
分布 北海道南西部~屋久島の日本各地。
生息環境 沿岸域の表層を回遊する。
食性 動物プランクトン食性。
地方名 トビオ(青森県、山形県)、カクアゴ(青森県、石川県輪島市、京都府丹後、兵庫県但馬、鳥取県境港市)、トビウオ(青森県)、カグトビ・カクトビヨ(山形県)、ヒラトビ(石川県輪島市)、カク(京都府丹後、兵庫県但馬)、カクトビ(京都府丹後)、カクアゴ(長崎県対馬市)、チュウチュウ・ジキトビ(鹿児島県屋久島)
その他 5~7月が産卵期とされる。トビウオ類は全般にあまり区別されることなく食用として市場流通している。
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