オニオコゼ

Inimicus japonicus (Cuvier, 1829)

形態・特徴 背鰭棘は16-18棘からなり、その鰭膜は棘の半分くらいまでの深さである。胸鰭の軟条のうち、下部の2本は長く、遊離している。体色は黒っぽいもの、灰色っぽいものから鮮やかな黄色、橙色まで様々なものがいる。体長20cmほどに達する。
分布 青森県~九州までの日本各地沿岸、小笠原諸島。~朝鮮半島沿岸、渤海、中国沿岸、台湾。
生息環境 沿岸の浅い砂泥底に生息する普通種。温帯性で、ふつう浅所でみられる。海水浴が行われるようなごく浅い場所にも見ることができる。
食性 主に小魚や甲殻類、イカ類などの動物を捕食している。
地方名 オゴンジ・アカオゴジ・クロオゴジ(青森県)、オゴデ(青森県津軽)、オゴゼ(山形県、長崎県壱岐市勝本・平戸市度島町(オゴジェとも))、オゴジ(山形県、茨城県大洗町)、イグジ(山形県)、オコシ(神奈川県横須賀市)、オコゼ(富山県魚津市、石川県能登、京都府丹後半島、和歌山県、山口県、香川県)、ヤマノカミ(石川県金沢市、岡山県、愛媛県宇和島市)、オクジ(石川県輪島市)、ドロオコゼ(大阪府泉南)、オコデ(山口県祝島)、クロオコゼ(長崎県雲仙市)、アファ(鹿児島県喜界島)、アハ・アーハ(鹿児島県徳之島)
その他 見た目はよくないが、肉は白身で美味、現在は高級魚として知られるようになった。また、本種は養殖も盛んに行われている。
本種の背鰭には大きく長い棘があり、それらには強い毒をもつので、取り扱う際には十分注意する必要がある。日本産オニオコゼ属魚類は、本種を含め3種類が知られている。
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