Poecilia reticulata Peters, 1860
形態・特徴 |
雄は派手な体色のため、容易に他種と区別ができるが、雌はカダヤシやメダカによく似ている。メダカとは尾鰭が丸いことや、臀鰭の基底が短いことで見分けることができる。また、カダヤシとは背鰭前方鱗数が11~13枚と少ない(カダヤシは16~17枚)ことで区別することができる。 |
分布 |
北海道、本州、九州、琉球列島、小笠原諸島。原産地はベネズエラのヤラクイ~ガイアナ。 |
生息環境 |
平野部の池沼、水田、細流といった水田地帯や、市街地周辺の池や河川でもよく見られる。九州以北では、温泉地周辺の水温が周年高いようなところに生息していることが多い。 |
食性 |
昆虫類や動物プランクトンのほか、藻類やデトリタス等も食べる雑食性。 |
その他 |
手軽に飼育できる綺麗な小魚であるため、観賞魚としての人気が高い。しかし、業者や飼育者による無秩序な放流が行われ、日本の自然水域下でも広く見られるようになっている。
本種はメダカの生息域と重複しているため、越冬が可能な南日本を中心に、メダカへの生態的な影響が懸念されている。このことから、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(特定外来生物法)」において要注意生物に指定されている。特定外来生物への指定が見送られたのは、観賞魚としての人気が高いことも一つの大きな理由となっており、飼育者および業者の健全な利用が望まれる種である。 |
食味レビュー |
食味レビューを投稿する
|
人気順は閲覧数やいいね!の数を反映しています。推薦したい写真には、いいね!をどうぞ。
日本 沖縄県 南城市 沖縄ワールド 王国村内の水路