ヒキマユメイチ

Gymnocranius superciliosus Brosa, Béarez, Paijo and Chen, 2013

分布 北限として宮崎県南部の沿岸から見つかっているが、主な分布は琉球列島。国外ではオーストラリア北東部からフィジーにかけて分布する。
特徴 体は側扁してやや長い。体側の鱗には小黒色斑があり、体側の点列を形成する。頭部の無鱗域はやや黄色っぽい。眼の直上には黒色斑がひとつあり、これが水中でみるとまるで引眉のように見えることから和名がついた。
タマメイチによく似ているが、本種の尾鰭の先端はややとがること(タマメイチではやや丸みを帯びる)、体側の各鱗にある黒色斑列が点列を形成するが、タマメイチでは側線より下方では一部の鱗にのみ黒色点があるなどの特徴により区別される。
その他 日本からは下記文献内ではじめて報告された。日本からの記録はこの種類の北半球からのはじめての記録のようだ。分布については今後さらなる研究が必用であるとされる。
参考文献:
三木涼平・桜井 雄・岩槻幸雄. 2014. フエフキダイ科ヒキマユメイチ(新称)Gymnocranius superciliosusの日本からの初記録. 魚類学雑誌, 61: 85-88.

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