セトダイ

Hapalogenys analis Richardson, 1845

形態・特徴 頭部の有鱗域は広く、涙骨上にも広がる。体高が高く、体側には5本の暗色横帯がある。背鰭・臀鰭軟条と尾鰭の後端が黒く、下顎には短い髭が密に生えていることなどが特徴。
分布 富山湾以南の日本海、三陸地方以南の太平洋、瀬戸内海、九州西岸、有明海、東シナ海。~朝鮮半島、済州島、台湾、中国、南シナ海。
生息環境 大陸棚の砂泥底に生息する。
食性 甲殻類、多毛類や小型魚類などを捕食する動物食性。
地方名 ビングシ(岡山県)、タモリ(岡山県倉敷市、広島県福山市、山口県、長崎県対馬市)、コロ(山口県)、ツウド(長崎県対馬市)、ツード(長崎県有明海)、ブタグチ(長崎県五島)
その他 美味な魚で漁獲されれば市場流通するが、日本で漁獲されることは少ない。
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