形態・特徴 | 成魚の体は一様に黒っぽい。体は細長くなく、背鰭に棘があり、棘は顕著である点で日本産イボダイ科の他種と区別できる。幼魚の体に虫くい模様があり、イボダイの幼魚と区別できる。背鰭軟条は22~26。大型種で体長80cmにもなる。 |
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分布 | 北海道~九州までの日本各地、まれに沖縄島。~朝鮮半島、ハワイ諸島 |
生息環境 | 幼魚は流れ藻や浮遊物につく。成魚は普通100~300mの岩礁につくが夜間に浮上し、夜間には浅い場所まで上がってくる。 |
食性 | 幼魚は動物プランクトンを、成魚は小魚やイカ類を捕食する肉食性。 |
地方名 | アゴナシ・クロムツ・クロソ・クソクイ(山形県鶴岡市)、メロ(富山県)、マガイ(富山県東部)、カラス(石川県能登)、モチ(石川県七尾市)、メデェ・アオサ・アオメダイ・アカメダイ・メジナ(静岡県伊豆)、グルマ・ズベラ・タイショウウオ(京都府丹後)、バカ(和歌山県)、ダルマダイ(鳥取県境港市)、メナ(高知県室戸市)、ダルマ(長崎県)、タルメ(長崎県対馬市、鹿児島県屋久島)、メブト(長崎県長崎市)、ロクナン(沖縄県八重山) |
その他 | 延縄や底曳網などで漁獲される。中層を狙う釣りの対象魚としても人気。肉はよく脂がのり、刺身、煮物、照焼きなどで非常に美味。市場価値も高い。 |
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