形態・特徴 | 色彩、斑紋、形態は変異に富み、いくつかのタイプに分かれている。アヤヨシノボリやカワヨシノボリに似ているが、本種は頭部に瑠璃色斑がなく、胸鰭軟条数は19~22とカワヨシノボリと比べて多いことで区別できる。体長は普通5~6cmだが、陸封型ではさらに小さいものも見られる。 |
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分布 | 北海道~九州。朝鮮半島。 |
生息環境 | 生息環境は変異に富む。河川中~下流の流れが緩やかな場所や止水域にみられ、陸封されることもある。複数の種のヨシノボリが見られる場所では、緩やかな流れの場所に多いという。 |
食性 | 雑食性。主に付着藻類や底生動物、小型の昆虫を捕食する。水槽では他の種類の魚の鰭をかじったり、配合飼料などもよく食う。 |
その他 | 鈴木・陳(2011)により、「トウヨシノボリ」の偽橙色型はRhinogobius kurodaiとされた。
しかし、明仁ほか(2000)で「トウヨシノボリ」とされたものの中には、橙色型、宍道湖型、偽橙色型、縞鰭型などが含まれ、それらのなかには独立種とされるものが含まれている。 「トウヨシノボリ」という和名で呼ばれるものの中にはそれらの独立種が含まれ、この和名を使用するのは混乱を招く恐れがあり妥当ではない。 Rhinogobius kurodaiについてはすでに「クロダハゼ」という和名があるため、偽橙色型はクロダハゼとされている。 クロダハゼの近縁種の同定は写真からでは難しいものもあるため、ここでは、「ヨシノボリ属未同定」としておく。 |
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