特徴 |
全長15~30cm。臀鰭起点後方から体高が急に低くなる。背鰭の不分枝軟条は4、分枝軟条は15~18、臀鰭の不分枝軟条は3、分枝軟条は5。成長ははやく、4~5年で30cmほどになる。産卵期は4~6月で、水草の多い場所で行われる。 |
分布 |
日本各地。河川の中・下流の緩流域、池、沼にすむ。 |
生息環境 |
河川の中流域から下流域に広く生息する。水質の汚濁にも強く、ほとんどギンブナしか生息しない川もしばしばある。 |
食性 |
雑食性で何でも食べる。飼育下では非常に大食漢で、メダカなどを混泳させると食べてしまうこともある。 |
食味・料理 |
鮒味噌(冬の鮒と大豆を味噌で煮込んだもの、愛知県西尾張、岐阜県) |
地方名 |
ターイユ(沖縄県久米島) |
その他 |
ギンブナは現在幅広くみられる普通種だが、キンブナやオオキンブナなどとの雑種によりできた3倍体の魚であるようだ。(フナ類の染色体数は100だがギンブナの染色体数は150)そのため、雌しかいない。すなわち、雌だけで発生できる雌性発生である。分類学的には倍数体には学名がつけられないので、今後議論が必要である。 |
食味レビュー |
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