Heniochus diphreutes Jordan, 1903
形態・特徴 |
ハタタテダイ属魚類は背鰭第4棘が伸長することで、他のチョウチョウウオ科魚類と区別される。本種は頭部に眼を通る黒色帯があるが、眼の下方までにしか達しない。体側には背鰭棘第1-3棘間の鰭膜から腹鰭までと、背鰭第4棘の鰭膜から臀鰭軟条部にまで至る黒色帯がある。背鰭軟条部および尾鰭は黄色。ハタタテダイとは、背鰭棘数が普通12本(または13本)、顎歯列が2-3列、臀鰭黒色域が最長軟条にまで及ぶことなどで区別可能。体長18cmに達する。 |
分布 |
相模湾・長崎県以南。ハワイ諸島、オーストラリア西部、東部、ケルマディック諸島、インド洋。岩礁域にすむ。 |
生息環境 |
亜熱帯域の岩礁や潮通しのよいサンゴ礁に生息する。ハタタテダイが単独・番・小群でいることが多いのに対し、本種は大きな群れをつくる。幼魚は内湾でも見られる。 |
食性 |
プランクトンを主に食べるが、甲殻類、ゴカイ類などの底生生物も捕食する。 |
その他 |
釣りで時々外道として釣れる。観賞魚であるが、あまり流通されない。飼育は難しくない。 |
食味レビュー |
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