特徴 | 全長50cm。体色は黄橙褐色で、体側後方の側線上方部に白点がある。幼魚の時は眼の下の青色線が目立つ。各鰭は黄色い。ナミフエダイと似るが、ナミフエダイは頭部に多数の縦線が入ることで区別することができる。 |
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分布 | 主に千葉県以南の太平洋岸、九州北岸、長崎県五島列島、屋久島、琉球列島。~台湾、中国近海。 |
生息環境 | 沿岸岩礁域に生息する。 |
食性 | 肉食性。 |
地方名 | アブラダイ(式根島)、アブラ(和歌山県串本町)、アブライヨ(ウオ)(高知県土佐清水市)、シブダイ・シブ(和歌山県、大分県、宮崎県、鹿児島県)、イセギ・アカイセギ(徳島県南部、高知県中央部以東)、ホシタルミ・タルミ(和歌山県、鹿児島県)、シロテン(和歌山県南紀、鹿児島県)、ショウブ(種子島)、ショウビ(屋久島)、キースビ(奄美大島)、シュビ(徳之島、同科他種を含めた小さな個体)、ナベワリ(高知県)、サンチャ(鹿児島県黒島)、イナクー・イナフク(沖縄県本島)、アカンチャ(沖縄県宮古島市)、イナフクー(沖縄県八重山)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393797 |
その他 | 本種は南日本、台湾に生息する種であるが、フエダイ科の魚としては最も北に分布している種である。他によくみかけるフエダイ科のクロホシフエダイなどはインド・西太平洋域に広く分布する。本種も以前はインド・西太平洋に広く分布するナミフエダイと混同されていたが、1983年に本種が新種として記載された。
南日本ではナミフエダイよりもフエダイのほうが一般的である。また、以前は定置網で頻繁に漁獲され、味もよく、重宝されていたが近年漁獲量が減少している。 |
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