特徴 | 全長12cm。体色は背面が褐色で腹部は淡色。背部には不明瞭な斑紋がある(個体差がある)。口ひげは5対あり、そのうちの3対は上唇にある。 |
---|---|
分布 | 北海道~琉球列島。アムール川~北ベトナム、朝鮮半島、サハリン、台湾、海南島、ミャンマー・イラワジ川。日本国内に生息するドジョウの中には形態的あるいは遺伝的に数多くに分化したグループが知られている(清水、2014). |
生息環境 | 用水路やそれにつながる水田などに生息する。泥の中に潜ることを好む。 |
食性 | 雑食性でイトミミズや水生昆虫、藻類などを食べる。 |
地方名 | ドヨー(沖縄県久米島) |
その他 | 日本人にとって身近な淡水魚であるが、近年は数が減少しているといわれている。食用として重要で、柳川鍋は有名であり、このほか、かば焼きや煮物などで食べられている。観賞魚としても飼育され、変異個体も観賞魚店で購入できる。また釣り餌として販売されていることがある。
「ドジョウ」とされているものの中にはいくつかの集団が知られており、「ドジョウ」を単一の種として扱うのは適当ではないようだ。この問題についてはさらなる研究が必要であるとされる。少なくとも飼育しているドジョウを野外に放つということは絶対にしてはならない。 |
文献 | 清水孝昭. 2014. ドジョウ:資源利用と撹乱. 魚類学雑誌, 61(1):36-40. |
食味レビュー |
食味レビューを見る 食味レビューを投稿する |
履歴
土岐耕司 さんが
説明文の
その他
を編集しました
日本人にとって身近な淡水魚であるが、近年は数が減少しているといわれている。食用として重要で、柳川鍋は有名であり、このほか、かば焼きや煮物などで食べられている。観賞魚としても飼育され、変異個体も観賞魚店で購入できる。また釣り餌として販売されていることがある。
「ドジョウ」とされているものの中にはいくつかの集団が知られており、「ドジョウ」を単一の種として扱うのは適当ではないようだ。この問題についてはさらなる研究が必要であるとされる。少なくとも飼育しているドジョウを野外に放つということは絶対にしてはならない。 |
|
ぷいぷいユッケ さんが
学名を
Misgurnus anguillicaudatus (Cantor, 1842)
に変更しました
現時点では、日本産ドジョウはM. anguillicaudatusの学名をあてるべきです。論文出版に合わせた学名変更が適切です。
|