ニゴイ

Hemibarbus barbus (Temminck and Schlegel, 1846)

特徴 体はやや低くて長い。口には1対のひげがある。下顎の皮弁は大型個体でも発達しないことでコウライニゴイと見分けられるが、横から見ただけでは同定は難しい。ズナガニゴイとは鰭に暗色斑がないことで区別できる。本種の、特に幼魚では体側に暗色斑が見られる。日本在来のコイ科の魚のなかでは大きくなるものであり全長40cmを超える。
分布 日本の固有種。中部地方以北の本州と錦川以西の山口県・九州に不連続分布。大きな河川の中・下流から汽水域までにすむ。
生息環境 渓流域から汽水域まで河川全域に生息する。夜行性で昼間は深い淵などに潜んでいることが多い。幼魚は用水路や小さな支流に入り込み、成魚は本流に多く棲む。雨の日や水が濁った日は昼間でも活発に摂餌する。
食性 雑食性で、水生昆虫や付着藻類を食べる。大きな個体は小魚も食べる。
その他 産卵期は4~6月で、婚姻色は美しく、胸鰭がオレンジ色を呈する。追星は頭部、胸鰭、腹鰭などにあらわれる。耐塩性が強く、富栄養化にも強く、生息域は汚濁が進んだ場所が多い。環境が悪化した場合、本種が優先する傾向がある。
釣りなどで漁獲され食用となっており、また観賞魚として飼育されることもある。小型の個体は餌付きにくく、痩せることが多いが、成魚は容易に飼育できる。ただし、餌を食べるのが遅いので過密飼育は避けたほうが良い。
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