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ガンギエイ

Dipturus chinensis (Basilewsky, 1855)

分布 日本のほぼ各地沿岸、東シナ海。~黄海、南シナ海。
特徴 体盤は背面が暗褐色で、淡色斑紋が散らばり、胸鰭基部中央に大きくて明瞭な淡色斑がある。尾柄部には小さい棘が多数あるが毒はない。背鰭がある。尾鰭はやや小さいが尾端腹面にも隆起がある。吻はやや短めで、テングカスベやキツネカスベと区別できる。全長75cm、体盤幅50cmほど。
生息環境 水深20~300mの海底に生息するが、150m以浅に多い。一部の群では回遊を行うともいわれている。
食性 動物食性で底生動物や小魚、イカ類などを捕食している。
標準和名 略して「ガンギ」は東京都~和歌山県での呼び名が由来となっている。渡り鳥のガンの行列のようなギザギザを刻んだ木が「ガンギ」だが、このエイの尾に短いトゲの列があるから。『さかな異名抄』
地方名 カスベノタバコイレ(北海道)、カラケイ・カラカイ・カラガイ・カラゲエ(東北地方、関東北部)、カスベ(青森県、宮城県気仙沼市、山形県、福島県、石川県、京都府丹後)、ゴミカスベ(山形県)、カスペ(福島県)、カスッペ(青森県、福島県いわき市)、コッペ(青森県、石川県金沢市、京都府丹後)、サボミヤ(宮城県、茨城県ひたちなか市・大洗町)、レンテエイ・レンテン(宮城県)、モヘ(宮城県気仙沼市)、カラゲ(宮城県石巻市)、レンテ(茨城県)、レンテイ(茨城県久慈・ひたちなか市)、ボントク(茨城県北茨城市)、バラザメ(神奈川県小田原市)、ゴンベ(新潟県)、コッペー(石川県輪島市)、コンペ(石川県能登町)、ザンギ(静岡県伊豆、三重県、和歌山県)、ガンギー・ガンゲ(静岡県伊豆)、ジャギエイ(三重県、和歌山県)、カスブタ・カスベタ・カセビタ・カセベタ・スエ・ナベブタ(京都府丹後)、ヒエ・ヒエアカエイ(大阪府)、ションベエイ・ヌルエイ(和歌山県)、ドオマン(広島県)、スエイ(山口県、有明海、長崎県長崎市)、スエー・ショウベンタレ(山口県)、チョオアン(高知県)、スピタ・オセンザン(福岡県)、ケノエイ(長崎県)、イガエエ(大分県姫島)、カタトオシエイ(鹿児島県)
その他 本種は卵生で11~3月に産卵、卵は正方形で四すみから角がのびる。底曳網漁業で漁獲される。肉は刺身や煮つけなどにして美味で、練製品の原料にもなる。
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