形態・特徴 | 背鰭棘数は10、尾鰭は少し湾入する。体色は赤く、体側中央部に暗色、もしくは濃色斑があるが、これがない場合もある。体側には幅広い黄色縦帯がある。腹部に白色帯があるものも、ないものもいる。尾鰭は上葉が黄色っぽく、下葉が赤みを帯びる。頭部の鱗は眼隔の前方までおおわれている。体長は大きくても20cmまで。 |
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分布 | 琉球列島をのぞく南日本。沖縄舟状海盆、東シナ海。大陸棚縁辺部の砂泥底にすむ。 |
生息環境 | 大陸棚縁辺から、大陸棚斜面にすむ。水深80-210mの砂泥底にすむ普通種。 |
食性 | 主に甲殻類や魚類を捕食している。 |
その他 | 釣りや底曳網、定置網で時としてかなり多量に漁獲される。肉は白身で味は悪くないが小型で一般的な食用魚としてはあまり流通されていないようである。練製品など加工用の魚として使用されるようだ。
日本産ヒメコダイ属魚類は本種を含め3種が知られているが、一部の種では分類的な検討が必要とされているようである。本種はその3種の中で量的に最も多いようである。 |
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