形態・特徴 | 胸鰭と腹鰭が無いこと、黄色と茶色の独特の模様・体色を持つこと、臀鰭の縁が白いことなどが特徴。歯は鋭く、これが「海のギャング」と呼ばれる所以ともいえるが、こちらから危害を与えない限りは大人しい魚である。夜行性が強く、夜間や雨天,曇った日では活発に動く姿が観察される。 |
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分布 | 琉球列島をのぞく南日本、稀に慶良間諸島。沿岸の岩礁域にすむ。 |
生息環境 | 普段は外洋に面した岩礁域の特に岩穴に潜んでいる。産卵生態は謎に包まれている。 |
食性 | 肉食性。特にタコの仲間を襲うことは有名で、タコの仲間の天敵としてよく紹介されている。 |
食味・料理 | 煮食い(頭の煮物、高知県) |
地方名 | オツボ(和歌山県)、ウツンボ(高知県安芸市)、ナマダ(千葉県南部)、ナダボ(神奈川県三崎)、ナダ(伊豆諸島八丈島)、ウナギ(伊豆諸島大島・新島・三宅島、静岡県伊豆)、マウナギ・イソウナギ・ウミウナギ・ジャウナギ・ノルタ(静岡県伊豆)、ンナジ(沖縄県)、キダコ(長崎県、熊本県天草、鹿児島県長島)、ヒダコ(大分県南部)、ヒダカ(宮崎県日向市細島)、キダカ(鹿児島県本土部・屋久島)、サジ(富山湾)、ゴマ・ベンザ(静岡県伊豆)、ナギッチョウ(山口県厚狭郡刈屋)、キラカ(鹿児島県屋久島)、トゥクナー(鹿児島県喜界島)、ウージ(沖縄県)、イチブラー(沖縄県久米島真謝)、カウチャー(小さいもの、沖縄県久米島儀間)
参考:https://gyomei.zukan.com/?p=1577393963 |
その他 | 四国などの一部の太平洋側の地域で食されており、刺身や干物などが有名で、なかなか美味のようである。また、あまり流通はしていないが、皮製品の扱いもある。 |
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