Squalus mitsukurii Jordan and Snyder, 1903
特徴 |
成熟サイズは雄で全長47~85cm、雌で50~100cm。最大で125cmになる。出産された仔ザメは21~30cm。体色は灰色ないしは茶色を帯びた灰色で、腹面に向かって明るくなる。体側に白色点はない。第1背鰭の上端と尾鰭下葉の婉曲部は黒ずみ、若魚ではより黒くなる。胸鰭、腹鰭および尾鰭の後端は白く縁取られる。頭は幅広い。吻は比較的長く、幅広い。第1背鰭棘は胸鰭の内側の後端の上部に位置し、短く強い。 |
分布 |
日本海域を含む西太平洋、オーストラリア南部、東太平洋、カリブ海北部、アフリカ大陸沿岸、インド洋など、分布域はまばら。地域ごとに種群として分かれていると思われる。 |
生息環境 |
大陸棚斜面上部や海山の底近く、水深4~954mにまで出現するが、通常は100~500mに生息する。 |
食性 |
硬骨魚類や無脊椎動物を捕食する。 |
地方名 |
ツノブカ(山口県山陽小野田市) |
その他 |
しばしば大きな群れを作り、水深や緯度でいくつかの性別の集団がみられる。卵胎生で、2年の妊娠期間を経て、一腹あたり2~15尾の仔ザメを出産する(雌のサイズや地域で出産数は異なる)。成熟年齢は雄で4~11才、雌で15~20才で、この年齢は個体群で異なる。分類学的な問題から資源量に関しては不明な点が多い。漁業による影響を非常に受けやすく、ある個体群は絶滅の危機にある。 |
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