Carcharodon carcharias (Linnaeus, 1758)
分布 |
日本各地沿岸。黄海、渤海、世界の温帯~熱帯。 |
特徴 |
ネズミザメ科魚類として最大種で、全長6.4mにも達する。体は背側が暗色で、腹部は白っぽい。ネズミザメやアオザメなどに比べて、体は大きく、歯は二等辺三角形で、その縁辺は鋸歯状であることなどからこれらのサメと区別できる。尾柄部には隆起線がある。 |
食性 |
アシカや、オットセイなどに代表される海洋の哺乳類などを捕食する。このほか魚類や、甲殻類、腐肉なども餌とし、ヒトを襲った例も報告されている。日本でも松山、愛知などで死亡事故が起こっている。 |
地方名 |
ワン(石川県)、フカ(石川県能登町)、イッチョー(沖縄県本島・八重山)、イッチョウ(沖縄県宮古島市)、ヒーラン(沖縄県八重山) |
その他 |
本種は胎生で、2~14匹の子を産むとされる。その凶暴なイメージにより、小説や映画化もされているが、映画の影響、あるいはゲームフィッシングなどの遊戯によって、個体数は極めて少なくなっている。ワシントン条約による保護の対象種で、国際的取引が規制されているほどである。日本では「ホオジロザメ」という和名が使用されていることもあるが、日本魚類学会 標準和名検討委員会の「魚類の標準和名の定義等について(答申)」のなかの「起点」により、ホホジロザメの和名を使うべきであろう。 |
食味レビュー |
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